内容説明
さあ行こう、物語の魔法の世界へ!「本を読むこと」がにがてな女の子が図書館でいっさつの本と出会い、あいぼうのキツネといっしょに、だいぼうけん!2025年度カーネギー賞(イラスト部門)候補作!
著者等紹介
イルストゥラホ,マリアホ[イルストゥラホ,マリアホ]
スペイン生まれ、イギリスを拠点に活動するイラストレーター。アングリア・ラスキン大学大学院にて児童用絵本制作修士課程を修了。ワールド・イラストレーション・アワード2020の児童図書出版部門で新人賞受賞。2021ボローニャ国際絵本原画展ファイナリスト
小川紗良[オガワサラ]
1996年東京生まれ。文筆家・映像作家・俳優。初長編監督作『海辺の金魚』は韓国・全州国際映画祭に出品され、自ら小説化も手がけた。2023年1月より、J‐WAVE「ACROSS THE SKY」(日曜午前9時~12時)にてナビゲーターを務めている。同年3月、活動拠点として「とおまわり」を設立。本書が初の翻訳作品となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
22
新着棚で。タイトルに惹かれて。読書が苦手な女の子。夏休みになり、本から解放されると喜んだら、宿題で読まないといけないという。ガッカリ! でも、お母さんが図書館で勧めてくれた本と出会い、渋々物語の世界に入っていくと……。ここまでの淡い色遣いで、地味な印象の絵が鮮やかな絵に一変する。それによって、彼女が物語に没入していくことが伝わる。見返しも、初めはスマホやタブレット、ゲーム機と過ごす彼女が、終わりは本を楽しんでいる様子に変わっていて、うれしくなる♪ お母さんが勧めた本は、一体何だったのかな。2025/05/16
mntmt
6
本のマジックにかかったら人生は変わるね!2025/05/18
イカまりこ
6
夏休みだから本読まなくてもいい!って喜ぶ本嫌いの女の子。だけど宿題で読書しなくちゃいけなくて。お母さんと行った図書館で1冊の本に出合う。この1冊で本好きに変わるのが奇跡のような羨ましい展開。ご都合主義にも思えるけど、読書は楽しいって素直に受け入れられる子供たちには自分にも起こるかもって思えるのかも。読書嫌いではない大人の私はお母さんの方に興味いってしまったw お母さんも楽しそうな本読んでるね~w 読書中のイラストに笑ってしまった。2025/05/05
bumblebun
3
いったんページをひらいて読みはじめたらぐんぐん引き込まれていくようすが、生き生きとした絵でえがかれている。でも一番かんじんなのは、本を読むなんていやだと思っている女の子に、ママが一冊の本をさしだすところ。ここでドンピシャの本を差し出せる人になれたら最高だけど、それはやっぱり愛情深く娘を観察しているママだったからできたことなのかな。図書館の本棚で、差し招くかのようにゆらゆらが立ちのぼってるんだけど、「ロマンス」だし背表紙の色もちがうから別の本? ちょっとわかりにくい。2025/05/31
awai
1
本がきらいな女の子が本の魅力に気づく本。タイトルにひかれて図書館本。その子にぴったりな本を手渡すことができたら、こういう体験もできるのかな? 環境、場を提供すること。2025/05/31