ディスカヴァークラシック文庫シリーズ<br> エマソン 自分を信じる言葉

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ディスカヴァークラシック文庫シリーズ
エマソン 自分を信じる言葉

  • ISBN:9784799331187

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内容説明

自分の本性にしたがって生きよ

「自分の潜在能力を過小評価するな」
ニーチェ、鈴木大拙、カーネギー、ガンディー、オバマ米元大統領…読み継がれてきた自己啓発の元祖

◎エマソンって誰?
エマソンといっても、すぐにはピンとこない人が少なくないかもしれない。だが、それはムリもない。21世紀に入ってしばらくたつまで、この国ではすっかり忘れられた存在になっていたからだ。
19世紀を生きたラルフ・ウォルドー・エマソンは、急速に発展してゆくアメリカ社会に現れた哲学者で詩人であり、講演家で著作家である。アメリカ人として、ヨーロッパからの借り物ではない、自分自身の思想を打ち出すことで、「アメリカの知的独立」を宣言し、先導することになった人物である。

◎多くの著名人が敬愛する自己啓発の元祖
なによりも、知る人ぞ知る自己啓発書の古典『自己信頼』の著者である。エマソンといえば『自己信頼』、逆に『自己信頼』といえばエマソンという連想がはたらくほど、この1冊とふかくむすびついている。自分自身を信じて、ほかの誰でもない自分自身を頼みとすることの重要性を説いたマニフェストのような内容だ。近年では、黒人ではじめてアメリカ大統領になったオバマ元大統領が、『自己信頼』を愛読書であると公言し、2009年の就任演説でも取り上げて以来、アメリカだけでなく、日本をふくめた世界中で「エマソン復活」が始まった。
だが、明治時代の先人たちもエマソンには大いに感化されている。この事実を知れば、エマソンは日本人にとっては、もともと無縁の存在ではないことがわかるだろう。エマソンを知ることは、アメリカ理解が深まるだけでなく、近代以降の日本と日本人を知ることにもつながるのである。

◎今こそ日本人が読むべき一冊
そんなエマソンだが、21世紀のいま読んでも、つよい印象を受けることばが多い。
とくに日本人は、いまこそ読むべき内容だといっていいかもしれない。世間のなかに生きる日本人が、いかに自分に自信をもち、自分自身を信頼して、この激動期に生きるか、そのための知恵に充ち満ちているからだ。これは個人レベルだけでなく、自分が属する組織や、国民として国家レベルまで拡大すべき課題である。

◎もくじ
Ⅰ. 自分を信じよ!―『自己信頼』の神髄
Ⅱ. 人間には無限の可能性がある
Ⅲ.「いまこの瞬間」を生きよ
Ⅳ.「目に見えないもの」を意識せよ
Ⅴ.「自然法則」はすべてにはたらいている
Ⅵ. 人生とはパワーの探究だ
Ⅶ. 人生で成功するために心がけるべきこと
Ⅷ. あたえられた才能をつかって突き進め
Ⅸ. 魂がふれあう人間関係
Ⅹ. 学びとアウトプット

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

加納恭史

16
落ち着いて読める「自己信頼」の本が見つかった。それがこの本です。はじめにおいて要約があります。エマソンは「内向的」だった前半生と「自己信頼」による人生の大転換を果たした。政治家でも実業家でもなく、書斎人で、自然に恵まれた地方都市で生涯を過ごした。苦学してハーバード大学を卒業した。神学大学院に入学したが健康状態も良くなかった。リューマチとか肺結核とか。牧師になったが、理想の女性と結婚したが二年後に死別。牧師の日々には、教会制度の形式主義に懐疑的になり、牧師を辞めた。悩んだ末自分自身の「内面の声」に従う。2025/03/05

紙狸

13
2025年1月刊行。「エマソン(1803-82)」という名前からは誰か分からなかった。編訳者によると、哲学者、詩人、講演家、著作家。エマソンの愛読者として、オバマ大統領を始め、ニーチェ、トルストイ、鈴木大拙、徳富蘇峰が挙げられる。徳富蘇峰が1952年に書いた、エマソンに言及した文章も収録されている。「あの大ジャーナリスト蘇峰が若き日に影響を受けたのか」という、関心をもって読んだ。「自己信頼(セルフ・リライアンス)」が中心のテーマ。2025/02/15

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