内容説明
今日も働く根暗なぼっち少女・千早ちゃん。不運にも行く先々で現地生物や外部勢力との闘いに巻き込まれる彼女は、その悉くを振り払っているだけなのだが……。そのせいで戦闘依頼ばかりが優先表示されるようになってしまった!
「がんばってるだけなのに……なんでぇ!?」
平和な依頼を求め苦心する千早ちゃんの傍らで、突如『新界』に現れた劇場型戦争屋のボマー(千早ちゃん)について調査を始める勢力も出てきて……。
史上最凶ボマーの受難はまだまだ続く――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
45
これは紛れもない深刻なエラー。物語の流れ的には前巻とそこまで変わらなかったものの、千早ちゃんが謎の戦闘狂・ボマーとして有名になってる所為で余計にタチが悪くなってるのが面白すぎる。更には現実世界で偶然知り合った女性が予想外の形で新界でも絡んできて困惑する千早ちゃんを襲った衝撃のラスト…。続きが気になりすぎる!2024/10/12
オセロ
42
再読。内容を知っているのに面白すぎる。新界の植物の採取、測量依頼など普通にやれば平和な仕事なのに千早ちゃんがやるとどういうわけか戦闘系に大変身。そんな千早ちゃんの元にオーダーアクターの報酬と引き換えに盗賊アクター鹵獲の依頼が舞い込む今巻ですが、勘違いが勘違いを生み、様々な組織を巻き込んでの大立ち回りは予想外すぎですよ笑 不穏な終わりから次巻はどうなるのか楽しみです。 2025/03/11
こも 旧柏バカ一代
37
これは確かに深刻なエラーだわ。本人は平和に異世界の隅っこでコツコツと生活費を稼ぎたいのに、行く先々で戦闘が勃発して損傷を受けて必死に逃げ回り、ヤケになって手榴弾を投げまくる。それを他の人の目線で見ると、係争中の土地に乱入して爆弾を投げて来て、両陣営に損害を与えて係争地の価値が無くなったりするからタチが悪い。お互いが真剣に考えて、行動をした結果がすれ違いによる損害ってのが笑える。最後では、完全に政府側の工作員のように誤解されてしまっているのも、、千早ちゃんが"なんで"と言うたびに誰も幸せにならないのが面白い2024/10/10
よっち
29
今日も働く根暗なぼっち少女・千早ちゃん。不運にも行く先々で現地生物や外部勢力との闘いに巻き込まれる彼女の受難が続く第2弾。平和な依頼を求めて苦心しているのに、その成果から戦闘依頼ばかりが優先表示されるようになってしまった千早ちゃん。その中からアクタノイドの回収やハーブの観測など、比較的安全な仕事を選んでいるはずなのに、抗争に巻き込まれるのは相変わらずで、周囲と連携できず単身突っ込んで多大な戦果を挙げ続けたら、それは警戒されるのも仕方ないですよね(苦笑)専用機とか出来たら果たしてどうなっちゃうんでしょうか。2024/10/10
真白優樹
18
ただ平和を望む千早が時に自分の欲望のために頑張る中、やっぱり戦闘依頼が増えてきて、各勢力に睨まれていく今巻。―――始まる包囲、結ばれる勢力。全ては彼女の為に? 現状報復は避けられているも、全勢力の仮想敵として睨まれ、裏で包囲網が敷かれ始める巻であり、やっぱり神様に変な意味で愛されているんじゃないか、と言わんばかりに戦場に突っ込んでいく巻である。巻き込まれても何とかしてしまう、だからこそ生き抜けてしまって、睨まれていく。混沌が彼女のせいで一つにまとまりつつある中、果たして。 次巻も勿論楽しみである。2024/10/17